リモートワークで始めるランチ自炊生活

新型コロナウィルス(COVID-19)の影響でリモートワークを推進する企業や組織が増えているようです。これまで実験的、もしくは部分的に導入していたところでも急速に利用度が上がっているようですね。

さて、リモートワークとなると固定回線が必要とかビデオチャットツールが必要とか、業務の話が中心となりますが、それ以外の日常生活にも影響が出ます。その1つがランチ。家族が自宅にいない場合などでは、自分ひとりのランチを自力でなんとかしなくてはいけません。今回は主にリモートワークランチ初心者の皆様に、私がリモートワーク中心で約5年ほど仕事してる中で試行錯誤したリモートワークのランチについて紹介してみます。

面倒だったら中食・外食する

いきなりですが、特に自炊慣れしていない人は、自分ひとり分のランチを作るというのは結構手間です。また、慣れていないと時間もかかります。そういう場合は外に食べに出るとか、スーパーでお弁当買ってきて自宅で食べるという判断を下すのも手です。自炊慣れしてる人でも、集中したい仕事が続いていてあまり調理する気分でないときには有用です。

常備食(もしくは前日の残り物など)を用意する

自炊慣れしていなくて、家族が主に料理をしてくれるのであれば、常備食を用意してもらうのも手です。とはいえ、その家族が料理好きでもないと「面倒くさい」と言われる可能性が高いと思うので、その場合は夕食時に多く作ってもらって翌日のランチに回す、とかでもいいでしょう。自分が料理好きであれば、浮いた通勤時間分を使って常備食を作りまくってもいいでしょう。

簡単な自炊のテンプレ

ここからは自炊する場合の選択肢について書いてみますが、まず重要なのは調理時間も含めてランチ休憩中に終えることです。そのため、手の凝った料理を作るのは難しいです。また、ランチ時間を短くしてその分早く仕事を切り上げたい、という場合はさらに時短が求められます。

米+ごはんのおかず系

とりあえずご飯があればいい方向け。炭水化物多めにはなりますが、ほかほかご飯があればOK。レトルトごはんでも。健康に配慮するなら玄米とか、五穀米みたいなものにするとか

パン

場合によっては米よりシンプル。焼いてジャム塗るとか。ベーコンエッグとか作ろうとするとフライパン等の利用が必要になりますが、そこまで調理時間はかからないほうかと思います。後片付けの量は増えますけど。

麺類(そば・うどん・中華麺・パスタ)

ゆで麺ならそのままつゆやスープを用意すればOK。乾麺は茹でる時間がかかる上に洗い物が増えますが、電気ケトル+レンジを使うと多少短縮できます。自分は以下のパスタ用容器をそばやうどんにも使っています。

ただし、どちらにしても薬味や具材を用意しようとすると手間がかかります。また、つゆやスープの用意にも鍋使うと洗い物が倍増するので、うどんやそば、中華麺であれば讃岐うどんのぶっかけやサラダうどんのようにさっとつゆをかけて、その上に調理済み具材だったり、野菜を切ってサラダ風に乗せるなどが栄養バランスも取りやすい気がします。パスタならレトルトのソースを使うという選択肢もありますが、よりシンプルにしてアレンジの幅を広げるならちょっと高めのオリーブオイルを使えば、あとは塩で味付けするだけでなんとかなります。

インスタント食品

カップラーメン等ですね。安い、早い、旨い。頻繁に摂取していると栄養バランスに問題が出ると思われうるため、用法用量には注意しましょう

冷凍食品

調理済みのものから、野菜や肉などの素材まで多岐に渡ります。調理済みのものはそのまま使えるおかずとして、素材系は包丁使わずに調理できる時短系と捉えると良いかもしれません。特にごはんのおかずや麺類にトッピングする具材まで自炊したいという場合、うまくこれらを使うと調理時間を短縮できます。

完全食

「1食分、これを食べるだけ!」というやつです。ランチタイム最小化を狙うなら最有力候補です。自分が試したことがあるのはCOMPです。

www.comp.jp

食にあまり興味がなかったり、少食の人にはぴったりだと思いますが、食道楽だったりたっぷり食べたい人にはちょっと向かないかもしれません。

時短よりも栄養バランスと食事の楽しみを求めたい場合にはBASE FOODがおすすめです。自分はBASE BREADをよく食べてます。1袋2つはいってますが、1つでも十分なボリュームです。

basefood.co.jp

非常食

地震等に備えて非常食を置いてあるご家庭も多いと思います。これを期限切れの処分&お試しとして、ランチに食べてみるのも良いでしょう。在庫管理も出来ますし、いざという事態に慣れることができます。完全食も備蓄しておけば非常食として使えると思います(賞味期限は短いだろうけど)

個人的おすすめ

最後に個人的おすすめの紹介

十割そば(乾麺)

先程紹介したレンジ用パスタ容器を使うと、普通に鍋で茹でるよりも手間なく作れます。十割最近話題の健康に良いといわれる全粒穀物の食品。普通の乾麺そばより高いですが、スーパーでもよく見かけます。難点があるとすれば、パスタ容器内でくっつきやすいこと。お湯を注いだ後に箸で揺らしてくっつきを抑えましょう。湯切りして水で締める手間も必要です。

最近はこの方法で茹でた蕎麦にぶっかけ風に軽くめんつゆかけてごま油かオリーブオイルをかけて和えたところに、適当に炒めた野菜や肉を載せて食べてます。なんなんでしょうか、この料理は。

オートミール

オートミールとはオーツ麦を食べやすく加工(潰した?)もので、全粒穀物であり食物繊維も豊富、GI値も低いことから主にダイエットやボディメイキングで人気の食材です。オートミールを使った料理だとポリッジが有名ですが、正直本場のポリッジは日本人の舌に合わないケースが多いと思います。

自分のおすすめはリゾット(お粥)にすること。鍋にお湯を沸かして(電気ケトルで沸かすのもOK)、そこにオートミールを入れてあとは適当に味付けして食べるだけ。味付けは和風(だし、醤油)、洋風(コンソメ・ブイヨン)、中華風(中華だし、チキンスープ)の何でもOK。具も乾物や冷凍食品の野菜、肉・魚となんでも使えます。調理時間も短く、3分も茹でればお粥状態になります。

オートミールにも粉砕しているかどうか等で種類がいくつかあったり、メーカーによって多少代わってくるようですが、興味を持った方はまず日食のオートミールから試してみるといいと思います。食べやすいし、量も手頃です。

ちなみに、コスパ最強であるクェーカーのオートミールを頼むと半端ない量が来ます。自分は1人で1年半くらいかかってやっと最近これを食べきれるか、というところまで来ました。やたら場所を取るので保管場所に余力がない人は気をつけましょう。

まとめ

リモートワークしてみるとわかりますが、1日のうち8時間を仕事に費やすには色々と準備や手間がかかることもあり、会社や組織で物理的な場所を用意し、そこで仕事に集中するできる環境があるというのは案外悪くないということも見えてきます。一方でリモートワークには通勤が無くなったりランチ休憩のスキマ時間に買い物が出来たりと、可処分時間が大きく増えるというメリットもあります。その中で、ランチだったり家族の都合だったりとオフィスで勤務していたら遭遇しないこともあります。うまく工夫していきたいところですね。